Labdien~
今回ご紹介するのは、リガの北端にある「マンガリュサラ灯台(Mangaļsala bāka)」。秋にも一度訪れたことのある場所です。
いかんせん、冬のラトビアは極端に寒いもので、市内の河も湖も凍ってしまいます。では果たして海は?
バルト海に面するあの場所の今の様子がふと気になり、行ってまいりました。
思い立ったが吉日。
冬の灯台へ向かうロードムービーの始まり。
ガイドブックには掲載されていない、地元の人のみが知る名所へ!ゆるゆる観光していきましょう。
(2018年2月13日実施)
中央駅から24番バスに揺られること1時間弱。
まずはバスの終点「Mangaļsala」に到着です。なんもねえ。
時刻は夕方4時ごろ。
バス停から10~15分ほど歩いて行くと、やがてバルト海へと注ぎ込む大河・ダウガヴァ河に合流します。
そしてその先にうっすらと見えるのが、目的地であるマンガリュサラ灯台。
目的地が視認できれば、足取りも軽くなりますね。
ちなみに2月のラトビアは非常に寒いです。
長い冬の中でも、最も寒い時期のように思われます。
最低気温は-20℃に到達する世界。街中で過ごすにせよ、街の外に出るにせよ、防寒対策は忘れずに!
手袋・マフラーは必須。靴下も二重に着用したほうが安心です。特に手袋に関しては、外した瞬間に手がかじかんで動かなくなりかねないので、お気をつけて!
寂寞感の漂う浜辺に到着。
色合い的には、「ハリー・ポッターと死の秘宝 part1」でドビーを埋葬した場所を思い出しました。風が強く吹いている。さみしい冬の景色。
でこぼこ雪道。
ところどころ、凹凸激しく凍っており、なかなか進むのも大変。
滑って転ばないように注意しながら歩みます。
この直線が案外長い。8~10分ほどまっすぐ進みます。
いろんな動物たちも、ここを訪れている様子。
ついに到着。
「いらっしゃい。よく来たね」
待ちわびたていたように、黙して語らず、堂々と、灯台は優しく迎え入れてくれました。
オレンジ色の灯台と、夕焼けの色が相まって、非常に温かい雰囲気。
葉っぱも落ちてしまう物悲しい冬ということもあって、一層包まれるような温かさを感じてしまいます。
目の前に灯台を据えながら、横に目をやると、大きく広がるバルト海。
留学先には、二つの選択肢がありました。
ラトビアの首都リガか、リトアニアの首都ヴィリニュス。
そこでどうしてリガを選んだか。
海が近い町だったから。
その直観に従って良かったと、十分すぎるほどに思わせてくれる洋々とした光景。
春にもきっと、また来よう。
秋の様子はこちらから!
行き方は中央駅から「24番」バスに乗って、「Mangalsala」バス停へ。
そしてそこから徒歩で、約2キロ弱です。
では、Ata~